魔法は科学で出来ている

ナノテクノロジーを人工知能で解析し、魔法を構築するための手順書

なんで生成系AIがあると魔法ができるんだっけ?という話

なんで生成系AIがあると魔法ができるんだっけ?という話です

大まかにいうと2つのことが頭の中にありまして。

1)ナノサイズの物理法則にしたがった環境下で動くマシンの設計なんて複雑すぎてIF-THENベースのコードを書くの無理ゲー。でも強化学習とかシュレディンガー方程式機械学習化とかCode Interpriter とか組み合わせたらできそう。

2)火をつけるとかの指示をパソコンやスマホでやるなんて誤動作が恐ろしすぎる。影響することに対して人間が十分すぎるリスクを把握したうえで実行するための仕組みが必要(詠唱はそのためのとても便利な手段)

って言った感じでしょうか。

1)ナノサイズの物理法則にしたがった環境下で動くマシンの設計なんて複雑すぎてIF-THENベースのコードを書くの無理ゲー。でも強化学習とかシュレディンガー方程式機械学習化とかCode Interpriter とか組み合わせたらできそう。

私にとって、今までプログラミングはとても魅力的で創造的な作業だった一方で、すごく時間のかかる作業でもありました。ナノサイズで動くマシンの設計やそれが意図通りに動いてくれるかをシミュレーションし、実際に動かすことは、一生をかけるのにふさわしいライフワークだったと思います。そう、去年までは。ニヤリ( ̄ー ̄)ニヤリ

生成系AIが出てすべての景色が変わりました。量子科学なんて大学出てから全く触れていないかったし、最新の量子科学を追いかけようとしたら、どのぐらいの期間がかかるか分かりません。が、今はChatGPTが教えてくれます。加えて、それをベースとしたコードの生成や、必要な計算まで自動化できる目途が、このたった一年で出来てしまったんですから、本当に素晴らしい時代がきたものです。

最初は、コードを書く創造性の魅力が減ったことに正直ちょっとへこんでいたんですが、その創造性を別のところに回せばいいって思うようになりました。 各分野における課題はおそらくまだ多く残っているんだと思いますが、それらをつなげて、自動化すること自体は目途が経ってきました。私ごときが見えてきているのですから、先端の研究者はすでに目をつけて作業まで踏み込んでいることだろうと思います。徐々に論文を追いかけようと思います。

2)火をつけるとかの指示をパソコンやスマホでやるなんて誤動作が恐ろしすぎる。影響することに対して人間が十分すぎるリスクを把握したうえで実行するための仕組みが必要(詠唱はそのためのとても便利な手段)

パソコンやスマホは、実行までのプロセスを略式化しすぎています。今書いているこの記事を公開するのも、ネットバンクでお金を振り込むのも、テロリストがミサイルを発射するのも、すべてがクリック一つで片づけられる世の中になりつつあります。これはとてもゆゆしきことで、本来はことの大きさに従って、実行プロセスもより複雑であるべきです。 そして読み上げてYESなんていう受動的な行為で行われるべきではなく、自ら話しかけて事の重さを理解したうえで実行されるべきです。

生成系AIでは、プロンプトによって行動が制約されます。複雑な命令を実行するには複雑で能動的な動作であるプロンプト(詠唱)が必要になるということです。 コンピューターから与えられた質問に「はい」で答えることと比べて、はるかに責任を感じることができる行為だと思いません?

ということで、物理的にも心理的にも実行するための準備が整ったといえると思えるわけです。