初等火魔法のメカニズム
指から小さな火をだすのを初等火魔法と呼んでみます。今回は、それに必要なシステムについて因数分解していきます。
キャンプションの魔法使いさんは、もうちょっとゴツイ火を手全体から出してますが…
火をつけるために必要な仕組みを構成する主なシステムは以下の2つに分かれるはずです。
さらに、補助的なサブシステムとして以下の2つの仕組みが必要です。
(Component1)エネルギーを供給する仕組み。ナノマシン自体がエネルギーを保有する可能性もあるし、外部から供給される可能性もある。
(Component2)これらのナノマシンを生成する仕組み (ファクトリー) 。これには、オーナーが口頭で指示した内容を理解するコンピューティングシステムも含む。
(Main1)は、空気中に存在する酸素を効率的に収集して、(Main2)のナノマシンに指示された場所に運ぶ機能です。複数個 (何万だか何億だかしりませんが)の酸素を空気中から収集し、それを特定の場所に運び込むので、ナノヘリコプターみたいな感じでしょうか。
大気中に浮遊したうえで、移動する機能を有する必要があります。すべてのナノマシンが、Main2のナノマシンの指示に従えるような距離にいるとは思えないので、群体のような通信システムを持ち、相互に影響する必要があるはずです。
(Main2)は、その指示役です。作られた段階で目的地に向かう意思を持っており、生成された段階で有限の距離をアクセスするだけのエネルギーを有することになります。
目的地に到着した後、発火しすることで(Main1)が運び込んできた酸素が連鎖的に発火することで火の魔法が実行されるとかかな。そのため、エネルギーについては生成された段階で、ナノマシン自身が保有している必要があります。
ファクトリーとかメインシステムじゃないのとか、コンポーネントとシステムの違いが曖昧とか色々ありますが、どうせ考えるうちにまた変わるので、とりあえずこのあたりで公開しておきます。